新作ドライバー
2018-10-12


昨日の夜なのか朝なのか、雨が降った模様で、しばらくは塗装できません。まず、スプレーでUソファのMDFを下地塗装するため、ついでに新しく考えた商品を作るため、材料を仕入れにJ本2へ行きました。
スプレー缶の適度なものが、198円で売っています。そんなに大きなものは必要なく、これで十分でしょう。注意書きには、吸収の大きなMDFは塗装できないと書いてありました。スプレー缶は塗料の吹き付け量が多く、瞬間的に乾燥するエアブラシと違い、しばらく待ちます。その間にMDFに吸われてしまうわけですな。うーん、状況は想像できるけど、どうしようかな。ひとまず保留にします。
新しいものを作るため、材料を探しました。作るものはいくつかあり、そのうちのひとつがドライバーです。工具シリーズを作ってみようかと。金槌も作りたい・・・。金槌は金属部分は金属の方がいいんでしょうか。そうなると、真鍮とかアルミで作るわけで、穴が開けられるのか微妙です。やっぱりプラよりは固いので、そういうものに正確な位置で、しかも相手は2mmしかないですから、穴を開けるのは簡単ではないでしょう。どうしよう。
ドライバーもかなり考えます。理想的な金属線の太さは0.5mmで、となるとステンレスを使うことになります。ピアノ線もあるけど、色がドライバーらしくありません。ステンレスはたかが0.5mmであっても切れないでしょう、削る以外は。ま、ダイヤモンドやすりもあるし、切れなくはないと思います。加工性は非常に悪いですが。
いろいろ考えながら、売り場を行ったり来たりしました。スプレー缶は、思い切って買うことにしました。どうなるかは予想がつきます。それでも下地なら問題ないでしょう。下地に黒が乗っているだけで、エアブラシでの作業回数は差が出るはずです。
それから100円のお店に行って、こちらも簡単な買い物をしました。物品整理に必要なものを買い足します。いい加減、棚を作らんとあかんですわね。棚には整理用の箱も入れるとすると、100円で売っているものも使えそうになり、またまた設計が難しくなってきました。
で、ドライバーの試作をしました。写真はありません。何度か改良を重ね、ステンレスをうまく切る方法、グリップの形状、素材の色などを考えます。プラモのランナーを直接削ってグリップは作りました。色はゴムっぽいように成型色で表現します。 しっぽに黄色でワンポイント入れると、それらしさが増しました。グリップはfigmaなどで標準的な3mmにしています。2mmの方が本当はリアルでも、いかんせんすっぽ抜けるのは厳しく、最も太い部分を3mmにして、他を削って少し細くすることにより、3mmでも違和感のない形状になっています。
この形にするには、短く切ったランナーをルーターで回転させ、やすりを当てて削ります。プラ棒をこの方法で削るには、少々固いんですが、やれないことはありません。紙やすりでさらにきれいにして、最後はメラミンスポンジで表面を整えれば、無駄な塗装もなく完成します。黄色い部分はファレホで筆乗せです。隠ぺい力が高く、一発でいけます。
課題は、ステンレスの軸をできるだけ真ん中に通すことです。穴を開けるのは難しく、あらかじめガイドをつけて、そこへドリルが入るようにやっています。それでも若干ずれるし、軸に対して完全に平行になるよう穴を開けるのは難しいことです。ステンレスは一度切り出したら何度も切り落として調整することはできません。ダイヤモンドやすりで切るため、ニッパーのように簡単に切って調整とはいかんのです。微調整は穴の深さでやります。
軸の先端は、ドライバーらしく削り落としています。ここに0.5mmのステンレス線を持ってきたところが、うちの品質というか、らしさというか。普通なら1mmのアルミで妥協したいところでしょう。でも1mmはどうしても太い感じが否めず、加工の厄介なステンレスを持ってきました。非常に固く、こんな細さでも曲げるのはかなり力がいります。そのために見た目以上に丈夫です。

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