こうして見ると、6mmの方が不自然に見えるほど、5mmはしっくりきています。おそらくここの6mmはコスト上の妥協だったのではと考えています。素材ちゃんの関節はすべて4mmと6mmで構成されており、ここだけ5mmにするのは現実的ではなかったのでしょう。新しい関節技は新パーツを含んでいるので、5mmも入れられたと考えます。
素材ちゃんは改造パーツ、が本筋ですが、私には素材ちゃんはドール素体になりうる存在なので、素材ちゃんそのものの改良もします。それだけのパーツも出そろってきているので、せっかくならこれを機会に手を動かす人が増えたらと思います。
で、なぜ関節を破損したかと言いますとですね・・・。
私の素材ちゃん一号は最初期ロットなので、その時期特有の問題だと思いますが、買った時、体がすべすべしていました。触ると手がすべすべになります。何度か洗剤で洗っても落ちません。これは離型剤だと判断しました。二号はこういうことはなかったので、最初期の、まだまだ調整すべきところが残っていたのだと思います。
離型剤を落とすなら、専用の洗剤に任せるに限ります。
ファインモールドのご機嫌クリーナーです。レジン製品および海外製のプラモで離型剤が残っているものを強力に落とします。使っていて、洗剤以外の何か特殊な成分が含まれていることは知っていました。しかしプラモに使えるので、素材ちゃんにも使えるはずです。
この時、野生のカンが働いて、関節を全部外し、ばらしてからPVCパーツのみ洗浄すべきと考えました。でも素材ちゃんの関節はポリカーボです。ABSなんかより強度もあり、溶剤にも強いです。プラモにも使えるのだから、そのまま洗えるとも考えました。で、関節を外すのが面倒なので、そのままやりました。数分後。
まるでABSが溶剤で割れるかの如く、ポリカーボが粉砕されたのです。さすがにご機嫌クリーナーにもポリカーボに使うなとの注はなく、完全なわからん殺しでした。無事だったのは3個のみで、固有パーツであった脚のボールジョイントが割れ、素材ちゃんは修理不能となったのです。ただ、HOBBY BASEのことだから、いずれここも関節技として発売されると考え、待っていました。
修理には関節技が二種類必要で、値下げされてきた素材ちゃんに迫るものでしたが、それでも新しいものを買うより安く済みます。そして私は気づきました。素材ちゃん一号の関節の色、パーツで売っているのと違うなと。パーツで売っているものは肌色と同じで、こういうところが最初期ロットなんでしょうかね。色が違うため、もちろん全部交換しました。
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